水道光熱費の仕訳例や個人事業主の場合はどうなるかを解説

水道代

翌月払いの水道光熱費の仕訳をどのように計上していけばよいのか?

水道光熱費が家賃に含まれている場合、どのように仕訳をすればよいのか?

個人事業主で事務所兼住宅として使用している場合の水道光熱費はどうすればいいのか?

といった内容がこの記事で解消されます。

水道光熱費に当てはまるもの

以下のようなものは、水道光熱費の勘定科目で処理します。

水道光熱費に該当するもの
  • 電気代
  • 水道代
  • ガス代
  • 灯油代
  • 下水道代
  • プロパンガス代

本社はもちろん、工場や倉庫などで使う水道や電気代も、もちろん水道光熱費となります。

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仕訳例

期中に水道代3万5千円が普通預金から引き落としされた。

水道代の仕訳例
日付借方貸方摘要
期中水道光熱費 3万5千円普通預金 3万5千円水道代
質問者

会社の期末が3月です。
3月分の水道代や電気代は、どのように仕訳すればいいのでしょうか?

解答者

期末の分は未払費用に計上します。
そして、翌期首に逆仕訳を起こします。
期中は引き落とし時に、水道光熱費を計上して問題ありません。

期末(3月とします)の水道光熱費の仕訳例
日付借方貸方摘要
3/31(期末)水道光熱費 ●●円未払費用 ●●円期末(3月分)の水道光熱費代
4/1(翌期首)未払費用 ●●円水道光熱費 ●●円前期末に計上した3月分の水道光熱費代の逆仕訳
4月水道光熱費 ●●円普通預金 ●●円4月に引き落としされる3月分の水道光熱費

上記のような仕訳をすることにより、引き落とし時に水道光熱費を計上しても問題はありません。

質問者

んっ?
よく分からないのですが?

解答者

一連の流れは、以下のようになります。

会計期間が4月~3月の会社の場合の水道光熱費の仕訳例
番号日付借方貸方摘要
前期末水道光熱費 5万円未払費用 5万円3月分の水道光熱費代
4/1(当期首)未払費用 5万円水道光熱費 5万円3月分の水道光熱費代
4月水道光熱費 5万円普通預金 5万円4月に引き落としされる3月分の水道光熱費
5月水道光熱費 6万円普通預金 6万円5月に引き落としされる4月分の水道光熱費
6月~3月水道光熱費 50万円普通預金 50万円6月~3月の各月に引き落としされる5月分~2月分の水道光熱費
3/31(期末)水道光熱費 5万円未払費用 5万円3月分の水道光熱費

➁と➂の仕訳で水道光熱費が相殺され、前期の3月分の水道光熱費が当期に計上されることはありません。

➃~➅の仕訳により、4月分~3月分の水道光熱費が当期に計上されます。


質問者

値上がりする前に、灯油を大量に購入しました。
ただ、決算日時点において、未使用分がかなりあります。

こういった灯油なども貯蔵品に振り替える必要があるのでしょうか?

解答者

必要があると言えます。
毎期継続して同じような量を購入しているのなら、購入した年に全額費用計上できます。(貯蔵品に振り替える必要はありません。)
ただし、今回のような単発的な場合には、貯蔵品に振り替える必要があります。

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家賃に水道光熱費が含まれている場合

質問者

借りている事務所なのですが、トイレなどを他の賃借人と共有で使用しています。
そのため、水道光熱費は毎月の家賃に含まれており、電気や水道代がいくらなのか分かりません。

こういった場合、水道光熱費の仕訳はどうなるのでしょうか?

解答者

水道光熱費の勘定科目は使用せず、地代家賃として計上します。

水道光熱費込みで家賃が21万円の場合の仕訳例
借方貸方摘要
地代家賃 21万円普通預金 21万円水道光熱費を含む地代家賃
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事務所兼住居として使用している場合

質問者

私は個人事業主です。
今借りている所は、事務所兼住居として使用しています。
この場合の水道光熱費の仕訳はどうなるのでしょうか?
全額、水道光熱費というわけにはいかないですよね?

解答者

水道光熱費を「生活のために使用した分」と「事業のために使用した分」とに案分します。
生活のために使用した分は、事業主貸の勘定科目を使用します。

水道光熱費が10万円で、そのうち事業分が6万5千円、生活費3万5千円の場合の仕訳例
借方貸方
水道光熱費 6万5千円
事業主貸 3万5千円
普通預金 10万円
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