【事務用品費の具体例】や【消耗品費との違い】を解説

事務用品

これは事務用品費、それとも消耗品費?

この記事を読むと、そんな悩みが解決されます。

事務用品費の具体例

事務用品費は事務作業で使われる備品に対して使用する勘定科目となります。

具体的には、以下のようなものが事務用品費に該当してきます。

事務用品費の具体例
  • ノリ
  • 封筒
  • 便箋
  • 定規
  • 付箋
  • 電卓
  • 伝票
  • 鉛筆
  • 名刺
  • ノート
  • ゴム印
  • はさみ
  • ファイル
  • カッター
  • 消しゴム
  • 小切手帳
  • クリップ
  • 用紙(注1)
  • バインダー
  • コピー用紙
  • ボールペン
  • ホッチキス
  • マジックペン
  • クリアファイル
  • セロハンテープ

注1
用紙でも、広告用のポスターの用紙などは、広告宣伝費となります。

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事務用品費と消耗品費の違い

質問者

電卓って事務用品費なんですか?
消耗品費のような気がするのですが・・

解答者

確かに人によっては、電卓は消耗品費と感じる方も少なくないと思います。
事務用品費と消耗品費の違いに、そこまで神経を尖らせる必要はありません。
電卓を消耗品費として計上しても問題はありません。
ちなみに、消耗品費と事務用品費の関係は、以下の図のようになります。

事務用品費と消耗品費の違い

消耗品費に該当し、その中で事務作業に使われるものが事務用品費となります。

消耗品費についての詳しい内容は「10万円以上の備品でも消耗品費に該当する?」に記載しています。

会社によっては、事務用品費の勘定科目を設けず、全て消耗品費で計上しているところもあります。

ただ、より正確な会計データを築くためにも、できれば事務用品費と消耗品費は分けることをオススメします。

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事務用品をまとめ買いした場合の経理方法

質問者

コピー用紙をまとめ買いしました。
全額、事務用品費として計上してもよいのでしょうか?

解答者

原則は、決算日において未使用分がある場合には、その分は「貯蔵品」という資産の勘定科目に振り替えます。(注2)

注2
毎年継続してまとめ買いしている場合には、貯蔵品に振り替えず、全額、事務用品費とする経理方法も認められます。

事務用品をまとめ買いした場合の仕訳例
日付借方貸方摘要
期中事務用品 7万円現金 7万円事務用品のまとめ買い
決算日貯蔵品 3万円事務用品 3万円決算日において3万円分が未使用

あるいは、はじめから資産計上して、使用分を決算日において事務用品に振替るという方法もあります。

はじめから資産計上する場合の仕訳例
日付借方貸方摘要
期中貯蔵品 7万円現金 7万円事務用品のまとめ買い
決算日事務用品 4万円貯蔵品 4万円決算日において3万円分が未使用
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まとめ、及びよくある質問

今回の記事では、

  • 事務用品費の具体例
  • 事務用品費と消耗品費の違い
  • 事務用品をまとめ買いした場合の経理方法

について解説しました。

また「よくある質問とその回答」は以下のようになります。

よくある質問とその回答
事務用品費と消耗品費の違いについて、教えて下さい。
消耗品費に該当するものの中で、事務作業で使われるものが事務用品費となります。

最後まで閲覧して頂きありがとうございます。

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